帰ってきた屑音楽中心

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※このページは管理人の購入した音盤記録&批評のページです。
新規更新分には新しいんだよ!をつけています。文章量がまちまちなのは仕様です。



Game関連




Ever17 Vocal Collection

この広大なネットの中の音楽サイトで果たしてこんなレビューが今までにあったでしょうか、いや、ない。と確信と悶絶を持ってお送り致します本日のレビュー、ブツはギャルゲーの関連商品でありますところのキャラクターソング集。マニア度数80.1%です。(ちょっと待て!その数字は…!!)恐らくレビューしても誰も聴こうと思わないような気が致しますが私は聴くので良し!むしろ一人で毛布被って聴いて頂きたいと!(テレンス・リー口調)

元々キャラクター毎のCD…そのキャラクターのイメージソング及びそのカラオケ、ゲーム中に登場するキャラクターのBGM、細江慎治氏によるそのBGMアレンジ、ドラマ1話(全キャラクターを集めるとお話が完成する)、声優サンのコメント…を入れたシングルとして切っていたものの、そのキャラクターソングだけを集めて1枚にした企画盤なので1曲1曲の関連性はありません。当たり前ですな。(苦笑)後ゲーム自体のオープニング曲及びエンディング曲がフルレングスで入ってます。これもサウンドトラックを買えば入っているものなのですが、こちらの方が音圧が所謂「歌のアルバム」向きになっている筈。まぁ、単にサントラよりも音がデカイと思って頂ければ。(余談ですがサントラの方もミックス&マスタリングし直せば良かったのになぁ…もっとメケメケにテクノCDっぽく。ってその擬態語が疑問です、自分)後、OP&ED曲のカラオケが入っているというところがこのCDの目玉らしいんですが、正直誰が使うんだコレ。申し訳ないけど私はこのカラオケの前でCD止めます。んで最初からリピート。ファン最低層ですな私。

さて肝心のレビューなのですが…取り敢えず、先ず一聴して思ったこと。


「録り直せよ……」 _| ̄|○


もしかしたら私のラジカセやらヘッドフォンやらが悪いのかも知れませんが…tr3の なっきゅ先輩(田中優美清春香菜)の曲「Shynny Boy」はちょっと酷いのではないかと。 元々彼女自身の声がバビり気味になる音域に存在しているみたいなんですが(ゲーム中でもしょっちゅうバビってたし)、2回目のサビの部分は特に音が歪んでしまっていまして…。勿論エンジニアの方も気づいてらっしゃる様で誤魔化す為にリバーブを効かせたりして音をぼかしてはありましたが…でもなぁ…彼女の曲は、曲自体は個人的に好みではないのですが(ヲタク魂全開で言うと最初のシンセブラスの音が嫌いなので…)、歌い方を結構考えて歌っておられる様なのでそれが凄く勿体無い気が致しました。技術的な面で気持ちを潰すのは可哀相だよ実際。

さて技術的な面は自分で語り出すと誰かが訂正するまで制御不可能(ワタクシ耳は元々あんまり「良い」方ではないのです。自分でミックスすると最悪な音になるし。でも悪い悪いと避けてる訳にはいかないので頑張って聴き取る修行をしていると思って頂きたい次第です…)なので内容について。…ええと、こういうアニメやゲーム系のボーカル・コレクションというのは先ず声優サンの声では無く「そのキャラクターの声」が求められると思うんですが、そのキャラクターになりきって歌っているかと訊かれましたら…半分くらいそうだろう、と思った次第。歌って普段話している声の発声法と根本的に違ってくると思うので、声優サンがどのくらい声を「作って」キャラを演じているかの割合と正比例するんだろうと思います。だもんで普段作ってやってる方と、そでない方とでちょっと変わってくるかな…。そういった点ではマヨ(松永沙羅)の曲が素晴らしかったです。純粋に「おお、マヨだ!」と思えたので。

嗚呼、というか何かもの凄く酷評なんですけども…これがもっと手間とお金を掛けられたらどんなにスバラシイものになったかと思うんですよ。というのもその片鱗が随所に見受けられるから。先述で「Shynny Boy」の歌い方について少し触れたけど、ただキャラクターになりきって歌うだけでは無く、歌い方…なんちゅうかこう、80年代の歌謡曲全盛アイドル風に歌ってらっさる。次の空ちゃん(茜ヶ崎空)の曲「Never-Never Sky〜架空の空〜」も…まぁワタクシがこのキャラにどっぱまりという欲目を差し引いても…ゲーム内でのおはなしと歌詞、曲、声とが見事に融合したスバラシイ曲だと思うし(その分オケのちゃっちさが目立ってしまうのです。ドラムのオカズ部分…特にサビに入る直前のものが無神経過ぎる。あれで結構ブチ壊しなんだもん…)。つぐみん(小町つぐみ)の「squall rise above」は…まま歌の方がもっと歯切れ良く、音程を上げ気味で取りつつ歌った方が良いとは思ったものの、ギャルゲーの類では珍しく一時期の相川七瀬っぽいハードロック調なのが一風変わってて面白かったし、ココ(八神ココ)の「時空のカケラ」も元気一杯な曲とちょっとこっちがひいてしまう位やりすぎなロリ声(でもこれくらいやらなきゃ面白くないっしょ?)が最高だったし、マヨも先述しましたが全体的にバランスの取れた出来…音がちゃちくもあるけど、それもこの曲の場合は「味」になってた…が上手いなと思ったし。

OP&ED曲はどちらもゲーム中で使われる分手間を掛けてあるみたいだったけど、サントラ然としたミックスではなく、もっとボーカルを強調したコテコテのミックスでも良かったんじゃないかなぁと思ったりもするし。OP曲の「LeMU〜遙かなるレムリア大陸〜」なんか、ボーカルの方が相当パンチ力のある声なんだからもっと音量上げた方がスリリングな感じがして良いんじゃないかとか。ED曲は…もう言うまでもないけど歌ってる方が大好きなのでその欲目もありますが…正にゲームの最後に相応しく「大団円」という感じがするので私としては特に言うことはないんですが(苦笑)、ちょっと展開が冗長かなー…と何回も聴くと思ってしまう部分もあったりして…あ、いやこれはかなり贅沢な批評なんですが。(苦笑)あ、後ベースラインもちょっとこっ恥ずかしいよね、とか…これも贅沢な批評なんですが。(ヲイ)

兎に角、一言で言ってしまえば「○○があれば…」と思わずにはいられないのですよ。「良いコンプレッサーがあれば…」「Auto-Tuneがあれば…」(→私は基本的にAuto-Tune大嫌い派ですが、それは時と場合によります。使う事によってプラスになるのなら音質はウザくなるけど使って構わない)「これが生音であれば…」等々。恐ろしく低予算なんだろうなぁ等と無駄に邪推してしまう。勿論「これはアニメやゲームのメディアミックス商品としては当たり前なんだよ」と言われたらはいそうですかと納得はするけれども、私等エンドユーザーにとってはもっと手間暇お金掛けたJ-POPも洋楽もこのテのCDも殆ど同じお金払って買ってるし、お金だけの問題では無くゲームで築き上げた「至高感」を維持して欲しいと思った次第。って、やっぱり酷評になっちゃった…トホホ。

てか、ここまで書いてて思ったけど、私このCD聴き過ぎ。だからアラも良いところもアホみたいに聴き取って、アホみたいにミックスに想いを馳せ過ぎ。…ワタクシ、「関東地方で一番このCDを聴いてるユーザー」な自信があります…なんとなく…。特に空ちゃんの曲とEDは多分キ○ガイかっつー位聴いてる…空ちゃんの曲のボーカルに掛けてるリバーブ&コーラスの具合が最高に素敵です…「サ行」を発音した時にちょっとタイム詰まったコーラス掛かって残る感じが…って、こんな事書いてるなんて本当にキ○ガイだわ。うあうあ、本当にすいません、もうしません。酷評してるけどこのCD大好きです。うああ、うああ。(吐血)
(2004/05/23)

<音盤データ>
エヴァーセブンティーン・ボーカル・コレクション
2003年8月6日発売
サイトロン
SCDC-00283
定価2,730円
(税抜き2,600円)

<曲目>
01,LeMU〜遙かなるレムリア大陸〜 - KAORI
02,Aqua Stripe - 笠原弘子
03,Snynny Boy - 田中優美清春香菜(CV:下屋則子)
04,NEVER-NEVER SKY〜架空の空〜 - 茜ヶ崎空(CV:笠原弘子)
05,squall rise above - 小町つぐみ(CV:浅川悠)
06,時空のカケラ - 八神ココ(CV:望月久代)
07,涙の子守歌 - 松永沙羅(CV:植田佳奈)
08,LeMU〜遙かなるレムリア大陸〜 - カラオケ
09,Aqua Stripe - カラオケ


THE IDOL@STER Best Album Master Of Master

ゲームの方はちっともやってない、もとい箱○持ってないからやれずじまいなのですが(苦笑)、あずささんの歌が聴きたくてつい買った一枚。とはいえ、あずささんの歌はあんまり入ってなかったよ。信者の方の云う事を素直に聞いて、アイマスレディオの方を買うべきでした。トホホ。

ようつべとかニコ動(自分は未見)で散々流れていた、ゲーム中の曲を一気に集めたベスト盤。…ということで良いのかな?皆、どこかしらで聴いた事のある曲です。楽曲のクオリティは相変わらず酷いなぁ…と思いながら聴いていたのですが、なんとなく自分の曲作りと共通する弱点が見えてきて香ばしい気分になりました。自分の曲が「ゲーム音楽みたい」って言われるのはこういう事なのね…と理解しました…。

というのも、なんちゅうかこう、凄く優等生的な曲の作りで、面白みが全く無いんですよね。メロディーがあって、リズムがあって、コードの楽器があって、後はちょこちょことブライトネスとクリスタルのウワモノ。それだけあれば音楽として成立するのだけど、それだけだと単なる肉付けであって、それ以上でもそれ以下でもない曲が出来上がってしまう。そこへ聞こえるか聞こえないか程度の和音を入れたり、違う音色で音を重ねたり、逆回転で入れてみたり、音をズラしてみたり…と、所謂「空間」を稼ぐところが腕の見せ所であり、アレンジの醍醐味な訳で、それが足りないからこういう曲群になるんだなぁ…というか。酷い言い方をするなら義務的に作られた音楽のような印象を受けてしまうのです。

そんな風に反面教師的な聴き方をして大変失礼だったりするのですが(汗)、ネット上のちっさいサイトの戯言なのでご容赦を。まま、意外とメロディーがトリッキーな曲もあったりして、割とクセになっちゃうところもあるんですがね。…等と微妙に酷評しつつ、きっと箱○買ったらゲームも買って、765に搾取されまくるのでしょう。ええええ、音楽系ギャルゲー大好きです、私。
(2008/11/24)

<音盤データ>
ザ・アイドルマスター ベストアルバム マスター・オブ・マスター
2008年11月日発売
COLUMBIA MUSIC ENTERTAINMENT
COCX-35247〜8(2枚組)
定価3,500円
(税抜き3,333円)

<曲目>
DISC1
01. GO MY WAY!! 歌:IM@S ALLSTARS
02. 開演のあいさつ
03. Do-Dai(M@STER VERSION) - 歌:高槻やよい、双海亜美/真美、天海春香
04. 魔法をかけて!(M@STER VERSION) - 歌:秋月律子、萩原雪歩
05. 太陽のジェラシー(M@STER VERSION) - 歌:天海春香、三浦あずさ
06. サニー - 歌:萩原雪歩、三浦あずさ、水瀬伊織、秋月律子、双海亜美/真美
07. トーク01
08. おはよう!!朝ご飯(M@STER VERSION) - 歌:高槻やよい、星井美希
09. エージェント夜を往く(M@STER VERSION) - 歌:菊地真、双海亜美/真美
10. relations(M@STER VERSION) - 歌:星井美希、秋月律子
11. 9:02pm(M@STER VERSION) - 歌:三浦あずさ、菊地真
12. 思い出をありがとう(M@STER VERSION) - 歌:如月千早、星井美希
13. GO MY WAY!! (M@STER VERSION) - 歌:水瀬伊織、如月千早、菊地真
14. THE IDOLM@STER(M@STER VERSION) - 歌:天海春香
15. 団結 - 歌:IM@S ALLSTARS
16. トーク02
17. 空 - 歌:音無小鳥
DISC2
01. 私はアイドル♡(M@STER VERSION) - 歌:水瀬伊織、秋月律子、星井美希
02. ポジティブ!(M@STER VERSION) - 歌:双海亜美/真美、高槻やよい、水瀬伊織
03. My Best Friend(M@STER VERSION) - 歌:萩原雪歩、秋月律子、高槻やよい
04. Here we go!! (M@STER VERSION) - 歌:水瀬伊織、天海春香
05. バレンタイン - 歌:双海亜美/真美、高槻やよい
06. 神さまのBirthday - 歌:如月千早、萩原雪歩、三浦あずさ
07. メリー - 歌: 天海春香、如月千早、高槻やよい、菊地真、星井美希
08. トーク03
09. shiny smile(M@STER VERSION) - 歌:天海春香、萩原雪歩、秋月律子
10. First Stage(M@STER VERSION) - 歌:萩原雪歩、菊地真
11. my song(M@STER VERSION) - 歌:三浦あずさ、水瀬伊織、如月千早
12. 蒼い鳥(M@STER VERSION) - 歌:如月千早
13. トーク04
14. まっすぐ(M@STER VERSION) - 歌:菊地真、三浦あずさ、双海亜美/真美、星井美希
15. アンコール
16. THE IDOLM@STER - 歌:IM@S ALLSTARS
17. i - 歌:IM@S ALLSTARS+
18. 閉演のあいさつ









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文責:毒太九龍