「うんち」と「便器」。
■この両者の間柄は、一見すると「排泄物」と「それを処理する
便利なツール」として、認識される。
■しかしそこには同一の対象ー「尻」という、ハードに対して
作用する、全く相反する感情が併存し、両者の間で激しい反発心が存在するのである。
■「排泄物」、これは、絶対値（体）から排泄されるため、
『陰』の性質をもつ。そして、「便器」もまた、自らの存在そのものが、ダーク（陰）の
イメエジでありながら、陰性質である「排泄物」を、日夜その冷たい体で受止めている。
・・・つまり、『陰』と『陰』の出会いによって、両者は瞬時に『陽』の性質へと形を変える
のである。
■『陰』から『陽』へ。これが我々の「尻」（ハード）がもたらす
重要な作用である。と、同時にこれがすなわち「アンビバレンス」な関係なのである。
■えー。最後にしがないへたれの話を聞いてくださり、まことにサンキュー極まりな
い次第であります。えー・・・、今日のこの講義は・・・題名なんでしたっけ、あ、
「優しい家庭菜園」は全１２回ポッキリですので・・・。はい。
■では次回は校舎をサンクトペテルブルグに移して行います。
■以上、Ｕ．Ｎ．Ｔ．Ｉ（「うんちの中には宝物がいっぱい」の略）ゴーリキーでし
た。御機嫌うるわしゅう。
（・・・・このコーナーでは、皆さんからゴーリキーの野郎に取り上げてもらいた
いテーマを募集しています。よろしく）
の担当です。